体育の授業を苦痛に感じている私が「学校教育における体育」について書きたいと思います。(高校生記者・くろさき=3年)
●チームの皆から迷惑がられて
私が体育を嫌いになったきっかけは、中学でのバレーボールの授業です。私にとっては、正確にボールをトスするのも困難なこと。
チーム戦では私1人のミスによって、たちまちチーム内が総崩れになってしまい、そのまま負けてしまいました。
クラスメートはただ迷惑がっていましたが、当の私は何をすればミスをせずに済むのか分かりませんでした。
授業が終わるまで迷惑をかけないよう、端っこで練習。思い出したくもないほど、惨めな時間でした。
結局、高校生になった今でもできないままです。
●1人で運動することは好き
球技はからっきしですが、運動そのものが嫌いなわけではありません。
体育がきっかけで運動も嫌いになった時期もありましたが、現在、学校外で1人で運動することは好きです。
体力がついたと実感したときや、体が軽く感じられたときなど、体育の授業で行う運動では全く得られない達成感を
手に入れられて、運動の楽しさを体感できました。体育のせいで運動の楽しさを知らないままでいるのは
本当にもったいないと強く感じます。
●体育によるトラウマは消えない
幸い、私は授業内でけがをした経験はありません。しかし私の周りでは、腕を骨折した人、顔にボールが衝突し病院送りに
なった人もいました。目に見える傷だけではありません。周囲からの陰口や暴言などで心に傷を負い、しばらく学校に
来なくなってしまった人もいます。そうしたトラウマは、今後もついてまわります。
果たして、こんなに危険性のある教科を全員に強制すべきなのでしょうか。
運動の得意不得意に関わらず、全員が楽しめるような科目になることを望みます。
スクールパートナーズ 高校生新聞 2023.04.19
https://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/9924
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Source: ♡ログ
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