俺の趣味は歴史や文化などに触れることで、ネットカフェ泊や車中泊なども普通にある放浪旅行をやってる。それに妙に食いついてきた旧友人がいた。

俺の趣味は歴史や文化などに触れることで、そのためにには目的地にクルマで行き、
ネットカフェ泊や車中泊なども普通にある放浪旅行をやってる。
そんな「放浪の旅」に妙に食いついてきた旧友人がいた。

友人たちとの会合の時に、俺が夏の連休に電車で某所に放浪旅行の予定と話をした。
で、その旅行当日に駅前で遭遇したのがソイツ。
ソイツは「俺も行くよ！」とにこやかに声をかけてきたのだが、
少なくとも俺が行く場所に興味を持ているとはとても思えなかったのでやんわり断ったが、
どうしても行きたいと言い張って付いてきやがった。
しかし電車の中では目的地に着くまでの一時間半、終始無言でスマホ。
俺としては本を読むなど勉強する時間を邪魔されたくなかったから好都合だったが、
何をしたくて来ているんだろうと不思議で仕方なかった。